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2024.06.12

最近よく耳にする「 断熱性能 」って?



こんにちは。センチュリーハウス 設計士です。
今回のコラムは「住宅性能のなかでも最も注目されている断熱性」について。

断熱性能が高いほど、住宅内の熱(暖かさ又は涼しさ)が外へと逃げにくく、一年を通じて快適に過ごせます。逆に断熱性が低いと光熱費の負担増に直結してしまい、起きる時や眠る時が辛くストレスを感じたり病気のリスクが高くなる可能性があります。

今回は、断熱性能と断熱性を高めるとどんなメリットがあるのかをご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。


● 断熱性能とは

断熱性とは、家の中に外気の暑さ・寒さがどれほど伝わるかを示したものです。
熱は、高いところから低いところへ移動する性質を持ってますので、暖房による熱は温度の低い外へと移動していきます。

住宅における断熱とは、断熱材を使用して室内から外へ、または外から室内への熱の移動を遮断することです。断熱性が高ければ温度が外気温に大きく左右されず、住宅内を快適な室温に保つことができます。

 

● 断熱性能を高めるためには

断熱性能を上げるためには、窓の断熱性能を上げたり、室内に入ってくる熱を減らす(Low-Eガラスなどの使用)ことも効果的です。また断熱材(壁、床、天井)の種類や厚みを工夫したり、庇や軒を確保したり、外付けブラインドなどを設置することも、日射を遮ることができ有効です。

 

断熱性が高いことで得られる主なメリットは?

1、年間を通して快適に過ごせる

断熱性を高めると、冬の冷気や夏の暖気など外気の影響による室内の温度変化が少なく、一定の室温を保つことができます。高い断熱性にすることで住宅内外の熱の移動を防ぐことができ、年間を通して快適に過ごすことができます。

2、冷暖房など光熱費を節約できる

外気の影響による温度変化が少なく、一定の室内温度を保ちやすくなるため、冷暖房設備の設定温度を弱めにしても十分な涼しさ・暖かさを感じられるようになり、節電・節約につながります。毎月の光熱費を抑えることが可能です。また節電はエネルギー使用量削減にもつながり、地球環境にやさしいともいえます。

3、ヒートショックのリスクの軽減につながる

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化によって血圧が変動し、身体がダメージを受けることをいいます。こうした変動は心臓や血管に負担がかかるため、心筋梗塞や脳卒中の発症につながる可能性があります。

断熱性を高めると、住宅全体を一定に保ちやすくなるので、ヒートショックのリスクを抑えられます。
また、室内活動時間の増加による生活習慣病や認知症のリスク軽減等にもつながり、健康にも良い影響があると言われています。疾病やアレルギー症状の改善などの調査結果もあります。

4、補助金を受けれる可能性がある

断熱対策を施した住宅を建てることで、都道府県や市町村によっては補助金を受けることができます。
これは国が進める、2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環で、断熱対策等を含む省エネルギー対策された住宅が対象になります。補助金の種類はいくつかあり、新築だけでなくリフォームに対する支援を行ってる場合もあります。



まとめ


断熱性能を高める断熱素材は、家が完成してしまえば目に見えない部分も有りますが、住んでからの快適さを大きく左右する部分です。

高い断熱性を持つ断熱素材を選ぶことで、建築時初期費用はその分プラスになることもありますが、結果的には光熱費が下がり、長い目で見た場合かなりのコストダウンにつながることが考えられます。

将来のランニングコストを視野に、トータルで考えることも必要かと思います。
快適な温熱環境を実現するために、まず断熱性能を高めましょう。

ご不明な点などございましたら、センチュリーハウスのアドバイザーか設計チームにお気軽にお尋ねください。

センチュリーハウス
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