コラム 建物・家づくり
2023.12.17
おしゃれな空間を演出する天井デザイン
普段意識して見ることの少ない天井ですが、インテリア雑誌で見るようなおしゃれな天井に惹かれたことはありませんか?
リビングでソファに寝転がったり、ふとした瞬間に天井を眺めることがあるのではないでしょうか。
今回はお客さまからご要望の多い4つの形状デザインをご紹介。
形状によって、部屋が広く見えたり空間に立体感が生まれたりする効果があるので、おしゃれ空間のポイントなど解説します。
ぜひ、こだわりの空間づくりの参考にしてみてください。
印象を決める天井デザイン
【平天井】
平天井は、天井が水平になっている最も一般的なデザインです。
シンプルな形状のため、どのような部屋にも取り入れやすく、建築コストも抑えられるのが魅力です。
何も要望しなければ、この平天井になるのがほとんどです。
平天井は、シンプルなだけに個性をだすのが難しい天井です。
暗い色や柄の選択を間違えると閉塞感や圧迫感のある部屋になってしまいます。
白や薄い色を使用し、部屋の雰囲気を邪魔しないようにしましょう。
【下がり天井】
ダイニングキッチンのスペースを下がり天井で仕上げたいという方が増えています。
下がり天井は、LDK空間に変化をもたらし、同じ面積でも広く感じやすく、同時におしゃれに仕上げることができます。
ダイニングキッチンのスペースをリビングに比べて10cmくらい低く仕上げて、木目調のアクセントクロス貼りにしたり、ちょっとオシャレなクロスにすることで、一体型のLDKの雰囲気が素敵になります。
【勾配天井】
勾配天井は、屋根の形状をそのまま活かした天井で、勾配に沿って傾いているデザインが特徴的。
小屋裏(天井裏)スペースを最大限に活用し天井高さを高く演出する手法です。
通常の天井高さ(一般的に2.4m)と比べると大きく天井高さを確保できます。
勾配天井に窓をつければ、より高い位置から採光できるのも嬉しいポイントです。
一方で、シンプルな平天井よりも、建築コストはかかりがちなのがデメリットと言えるでしょう。
【折り上げ天井】
折り上げ天井は、天井の中央部分を周囲より少し高くして立体感を出す形状です。
それほどスペース的に大きくならず、立体感が出るので視覚に変化を与える効果でスタイリッシュな空間を演出しやすくなります。
勾配天井よりコストを抑えられて、照明と組み合わせることでオシャレな空間演出ができると人気があります。
天井の作り方によって部屋を開放的な印象にしたり、落ち着いた印象にしたりと雰囲気は大きく変わります。
このように天井は、高さやデザインの違いでその空間イメージも変えてしまうほど意外と重要なインテリアの1つなのです。
今回ご紹介した内容を参考に、理想の空間づくりに役立てていただければと思います。
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センチュリーハウス
インテリアコーディネーター資格保有者
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